ホーム › ブログ › LinkHarvest ガイド › リンクを Markdown / HTML / JSON Lines でコピー
EN中文日本語DeutschESFR

ページ内のリンクを Markdown / HTML / JSON Lines でまとめてコピーする(2026)

ページ上のテキストを選択するのは簡単です。その中のリンクを、使える形で取り出すのは簡単ではありません。段落をそのまま文書にドラッグすると、リンクは青い下線付きの文字だけになり、飛び先の URL は消えます。

この記事が扱うのは「リンクがページ上にある」状態と「リンクが次のツールの期待する形式でクリップボードにある」状態のあいだの距離です。VKT LinkHarvest v1.3.1 はそのために作られた Chromium 拡張で、ページ内の <a> をすべて走査し、後から増えるリンクも監視し、リストを絞り込んでから URL・Markdown・HTML・JSON Lines のいずれかでコピーします。以下では4形式の使い分け、手順、ファイルが向く場面を扱います。

本当の問題は、URL よりもラベルのほう

https アドレスだけの一覧は、情報としては完全で、実用としてはほぼ使い物になりません。受け取った側には、どの行が料金ページで、どれが変更履歴で、同じ記事が別のアンカーテキストで二行になっているのかが分かりません。

手作業だと1リンクにつき4つの動作。右クリック、リンク先をコピー、ウィンドウを切り替え、貼り付け、戻ってタイトルを確認、入力。40リンクで15分、安定してミスも出ます。

全選択してテキストエディタに貼る方法では、ナビゲーション、Cookie バナー、フッターが混ざります。JavaScript で描画されるページでは、URL がひとつも取れずリンク文字だけが残ることもあります。

4つのコピー形式、それぞれの仕事

形式メニューは4項目。どれも有料ではなく、切り替えても走査はやり直しになりません。

形式出力使い道
URL1行1リンクスクリプト、クローラー、リンクチェッカーへの一括貼り付け
Markdownアンカーテキストをラベルにしたリンク一覧ノート、README、Issue、Wiki
HTML<a href="..."> 要素メール、CMS のリッチテキスト、ニュースレター
JSON Lines1行1オブジェクトプログラム、表計算への取り込み、社内ツール

選ぶ基準は好みではなく出力先です。次がスクリプトなら URL、次が人なら Markdown、Markdown を食うリッチテキスト欄なら HTML、行単位で解析するなら JSON Lines。

Markdown と HTML はアンカーテキストをラベルとして残します。普通のコピーが壊すのはまさにその部分で、読み切られる一覧と閉じられる一覧の違いになります。

実際の流れ、6ステップ

  1. ページを開いてツールバーのアイコンをクリック。ポップアップを開きたくなければ、右クリックから Extract page links でそのまま走査できます。
  2. ページ内の <a> がすべて集まります。その後も MutationObserver が監視するので、SPA のルート変更、無限スクロール、遅延読み込みで増えたリンクもその場で一覧に入ります。
  3. 絞り込みは、キーワードの含む・除外、内部・外部、通常のアンカーと javascript: 疑似リンク。各 URL には出現回数も付くので、ナビとフッターで繰り返されるリンクは1行にまとまります。
  4. 同じ条件をまた使うなら、名前を付けたプリセットとして保存します。
  5. コピー形式を選びます。
  6. 絞り込んだ結果をコピーするか、行にチェックを入れてバックグラウンドタブで開きます。

走査結果はメモリ上だけにあります。ページを閉じれば消え、ファイルにも残らず、どこにも送信されません。

保存したフィルタープリセット:一度設定して使い回す

絞り込みの大半は繰り返しです。ドキュメントサイトなら、/tag/ と /author/ を除外、内部リンクのみ、アンカーなし、javascript: なし。4つのコントロールを、ページごとに設定し直すことになります。

プリセットはその組み合わせに名前を付けて保存します。走査して選べば、一覧はすでに絞られた状態です。保存されるのは結果ではなくフィルター状態なので、未走査のページにも効きます。

制限も2つ。プリセットは端末の localStorage に保存され、別の PC には付いてきません。拡張のサイトデータを消せば失われます。プリセットは今の一覧を絞るだけで、新しい URL を取りに行くわけではありません。

バックグラウンドで一括オープン:間隔の意味

数行にチェックを入れるか、現在の絞り込み結果を使って、LinkHarvest はバックグラウンドタブで順に開きます。間隔は 0 / 300(既定)/ 800 / 1500 ミリ秒。

間隔は自分のブラウザのためだけではありません。同じホストへ20件同時に投げると、多くのサーバーはクローラーと見なします。失敗はきれいなエラーではなく、空白タブやログイン画面であることがほとんどです。

クリップボードよりファイルが向くとき

クリップボードは次の30秒のため、ファイルは来週のため。書き出しは3種類です。

有料なのはどこか。 走査、絞り込み、検索、4形式のコピー、TXT と JSON の書き出し、一括オープンはすべて無料で、アカウントもライセンスキーも不要です。有料はリンク診断——1回100件まで無料、ライセンスで最大2,000件(US$9.99 の買い切り、またはサブスクリプションで月 US$2.99)。 Chrome ウェブストア · Edge アドオン。

リンク数の上限も、試用期限も、ログインの壁もありません。無料版はデモではなく、そのまま使える道具です。

オンラインのリンク抽出ツールではだめか

URL を貼るだけのサービスは、ページが公開されているうちは便利です。仕組みは自社サーバーに取得させることなので、3つの制約が同時に来ます。

拡張は、いま見ているタブの DOM を読みます。権限は activeTab、scripting、storage、contextMenus のみ。間にサーバーはなく、結果はメモリ上にあり、ページを閉じれば消えます。残るのはプリセットと画面設定だけで、端末の localStorage にとどまり、アップロードされません。

よくある質問

リンクのコピーは有料ですか?

いいえ。URL、Markdown、HTML、JSON Lines の4形式はすべて無料で、アカウントもライセンスも不要です。CSV 書き出しも無料です。有料はリンク診断:1回100件まで無料、ライセンスで最大2,000件。

タイトル付きの Markdown リンクとしてコピーできますか?

できます。Markdown 形式はリンク一覧を出力し、各アンカーの表示テキストをラベルに使うので、裸の URL ではなく読める項目になります。

スクロール後に読み込まれるリンクも取得できますか?

できます。初回の走査後も MutationObserver が監視するため、無限スクロール、タブ切り替え、SPA のルート変更で増えたリンクがリアルタイムで追加されます。

数十個のタブを一括で開くとブラウザが固まりませんか?

間隔で調整できます。既定は 300 ミリ秒、重いページなら 800 ミリ秒、並列リクエストを制限するサイトなら 1500 ミリ秒が安全です。0 ミリ秒は数件向けです。

有料なのはどの機能ですか?

有料はリンク診断——リンクの HTTP ステータス確認です。1回あたり100件まで無料、ライセンスで2,000件まで引き上げられ、バッチ継続と診断 CSV レポート(ステータスコード・リダイレクト先・応答時間)も使えます。CSV 書き出し自体は無料のまま:UTF-8 の BOM 付きなので Excel や WPS で日本語タイトルが文字化けしません。

走査結果はどこかにアップロードされますか?

いいえ。走査はローカルで実行され、結果はメモリ上だけに保持され、ページを閉じると消えます。残るのは保存したプリセットと画面設定だけで、端末の localStorage にとどまります。

VKT 拡張機能カタログで他のツールも探せます。お問い合わせは [email protected] まで。

あわせて読みたい

ウェブページから全リンクを抽出する方法 — Chrome拡張機能ガイド(2026)
Link Klipper 対 LinkHarvest — 2026年の最高 Chrome リンク抽出ツール